前編のエントリで挙げた作品の中で、重要なのをひとつ忘れていました。
■老婦人、BLに目覚める:
メタモルフォーゼの縁側(1) (カドカワデジタルコミックス)
- 作者: 鶴谷香央理
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2018/05/08
- メディア: Kindle版
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2018年に出会った作品の中で、特に「よかった…」と思えた作品がこれ、「メタモルフォーゼの縁側」です。
夫に先立たれ、個人で書道教室をやっている老婦人が、ちょっとしたきっかけで新しい世界に出会い、その瑞々しく美しい感性に浮世のあれこれを忘れて心が解きほぐされていくという。で、新しい世界というのがBL漫画なのです。可愛らしくも面白い。
ちょっと似ているかもと思った作品に「マキとマミ」があります。こちらは公式から更新を止め、供給がなくなってしまった衰退ジャンル作品(とある恋愛シミュレーションゲーム)にハマってしまった女性二人の「共感性オタクあるある」なのですが、実際には「好き」を共有する友達と出会うことができたことの慶びこそがテーマなのではないかと自分は思っています。
マキとマミ?上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話? (コミックエッセイ)
- 作者: 町田粥
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2017/12/07
- メディア: Kindle版
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好きを共有できる仲間がいるのって、いいよね……ということをお伝えしたかった。というわけで、こちらも2018年俺のベスト漫画大賞の候補作の一つです。
結果は、後編で書きます。
(そんな引っ張るようなことでもないけど)